新学会設立について

分子構造総合討論会運営委員会代表幹事　　西川恵子　（千葉大学）　　
分子科学研究会　第17期委員長　 　中嶋　敦　（慶應義塾大学）


ご署名あて先：FAX：03(3368)2822　　(株)国際文献印刷社　分子科学会係　宛
または、郵送先住所：
〒169-0075　東京都新宿区高田馬場4-4-19　(株)国際文献印刷社内　分子科学会係　宛

資料ファイル：

• 分子科学会説明書（パワーポイントファイル）
• 分子科学会設立趣意書（案）（PDFファイル）
• 発起人署名用紙（PDFファイル）

　設立検討委員会では、これまで2005年10月11日、11月4日、12月6日、および2006年1月20日の4回の会合を、4回とも全国からの委員の7割以上の参加を得て開催し、以下のような内容が議論されました。

1. 議長、副議長
   議長に西川恵子（千葉大）を、副議長に中嶋　敦（慶應大）を選出しました。
2. 設立の具体的検討活動の合意
   　分子構造総合討論会の説明会での参加者からの意見、分子科学研究会の会員からの意見、分子構造総合討論会運営委員会、分子科学研究会委員会での議論を踏まえて、設立への課題を整理しました。その上で、設立への具体的検討作業をさらに進めることを合意しました。
3. 新組織名称
   新組織の名称として「分子科学会」ならびに”Japan Society for Molecular Science”を提案することとしました。
4. 予算のシミュレーションとサービスの内容の確定
   　学会業務委託費（会員管理、会費徴収および会計業務、速報の発信、ホームページの維持・管理）、秋季討論会開催費、国際連携・支援事業費、などを精査し、議論した結果、設立時には以下のサービスを行ないながら、事業の充実を図ることを提案することが可能であると考えております。
   • 速報情報提供：
     電子メールを用いた分子科学分野の各種情報提供を速報としてお届けします。
   • 3つの賞：
     秋季討論会を軸とした顕彰制度の充実として、これまでの若手研究奨励賞に加えて、(a)学会賞、(b)学生を主な対象とする優秀発表賞、の授与を行ないます。
   • 年複数回のWebジャーナル：
     例えば諸種の連絡、案内、会合における招待講演者の解説記事、受賞者の総説記事などを電子媒体で提供します。
5. 会員資格、会費、登壇条件
   　会員資格、会費、秋季討論会での登壇条件について討議し、現在のところ、次のように考えています。
   • 秋季討論会での登壇資格に会員であることを求めず、会員以外でも自由に登壇できるようにする。
   • 会費と討論会登録料は分けて徴収する。
   • 学会設立に当たりできる限り多くの皆様のご賛同を得ると共に、討論会にも従来どおり、あるいは従来以上の参加者を得ながら、会員として実際にその活動を知って頂きたいとの思いから、設立時は、会費と討論会登録料の合計金額が、これまでの分子構造総合討論会と同額程度になるようにし、非会員の討論会登録料は正会員の合計金額と同額にする。
     （たとえば、正会員では会費2000円+討論会登録料6000円の8000円とするとき、非会員は討論会登録料8000円とするということです。）
   • 学生会員は、会費と討論会登録料の合計金額が、これまでの分子構造総合討論会と同額程度になるようにし、非学生会員の討論会登録料は学生会員の合計金額と同額にすること。また、設立時以降も学生会員の優遇を継続するように努力する。
     （たとえば、学生会員では会費1000円+討論会登録料3000円の4000円とするとき、非学生会員は討論会登録料4000円とするということです。）
     尚、御参考までに、2005年度分子構造総合討論会の当日登録料は、一般8000円、学生4000円でした。

これからの設立検討委員会における作業としては、次のようなことを予定しております：

1. 上記提案のより詳細な検討、およびその内容を会員の皆様に、より詳細に検討して頂くために必要な、ルール（定款）案の作成。
2. 上記提案以外にも考えられる事業（例えば国際連携、社会的活動など）の検討
3. 分子構造総合討論会側では、次回分子構造総合討論会（静岡）実行委員会との緊密な連絡をとりながら、次回討論会の円滑な開催。