[分子科学会速報23-078] 理論化学レクチャー5:筑波大・庄司先生

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[分子科学会速報23-078]  理論化学レクチャー5:筑波大・庄司先生
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速報発信者:藤井幹也(奈良先端科学技術大学院大学)


理論化学レクチャー5:筑波大・庄司先生

分子科学会の皆様
#複数のMLにお送りしております。重ねての受信となることお許しください。


奈良先端大の藤井と申します。昨年4月より理論化学レクチャーシリーズを
開始し、#1~4では多くの方にご参加頂き、活発な質疑応答で予定時間を
超過してのご議論が行われました。今月末に下記の通り「理論化学レクチャ
ーシリーズ#5」を開催致します。

【理論化学レクチャーシリーズ#5】
理論化学は基礎学術的な発展から社会課題の解決までの広範な話題に関連す
る学問として発展してきました。
そこで、理論化学に関連する各分野の最先端でご活躍の先生を講師にお迎え
し、基礎編と応用編の2回のご講演を頂き、今後の理論化学の基礎的な理解
からさらなる普及・発展につなげる機会として理論化学レクチャーシリーズ
を開催致します。シリーズ#5では筑波大学計算科学研究センター 庄司光男
先生を講師にお招き致します。QM/MMの背景・理論から酵素反応や生命起源に
関する最新の話題をご講演頂きます。学術界、産業界を問わず広くご関心の
皆様のご参加をお待ちしております。

【講師】
筑波大学計算科学研究センター 庄司光男先生

【タイトル】
酵素反応機構と生命起源についての理論的探求

【要旨】
 生命は38億年前に地球で誕生し、進化の過程で素化学反応を最適化して
きている。光合成や呼吸、代謝、情報伝達など、生体内で必要となるすべて
の反応に対して、専用の酵素を利用して制御している。酵素が持つ優れた反
応触媒の仕組みは現在劇的に解明が進んでいる状況である。反応機構を理論
的に検証する方法(量子古典混合計算法(QM/MM))について、背景、理論、具体
的計算手順、応用の諸項目について解説する。実験研究との対応関係につい
ても具体的に解説する。
 2日目は、生命の起源を取り扱う。アミノ酸はキラルな生体構成分子であり、
地球上の生命はL体アミノ酸を主に利用している。このホモキラリティに至
った分子機構は、生命起源に直接関連し分子進化を紐解く重要な鍵となるに
も関わらず、大きな謎となっている。近年我々は本課題に対する一つの答え
(説)を見出している。本課題の背景、実験研究、我々の理論解析状況、今
後の課題について議論する。

【日時】
シリーズ#5・Part1基礎編: 7/27(木) 11:00-12:00
シリーズ#5・Part2応用編: 7/28(金) 11:00-12:00

【開催形式】
オンライン、参加登録の後に接続URLを表示します。
必ずメモをお取りください。

【参加費】
無料:(定員90名)

【参加登録】
下記、Google Formフォームより参加登録をお願い致します。
https://onl.tw/26CTbQJ
Google フォームにアクセスできない場合は下記問い合わせに直接ご連絡くだ
さい。 メール申し込みの場合、件名に【理論化学レクチャーシリーズ#5申
し込み】と記載してください。

【問い合わせ】
奈良先端大・藤井
fujii.mikiya@ms.naist.jp

【過去開催記録】
https://www.jstc.org/lecture/

【主催】
理論化学会


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分子科学会速報
発行:分子科学会
http://www.molsci.jp/index.html
速報投稿規程等は下記をご覧下さい。
http://www.molsci.jp/bulletin.html
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