[分子科学会速報19-057] ISSPワークショップのお知らせ

*********************************************************************
[分子科学会速報19-057]  ISSPワークショップのお知らせ
*********************************************************************

速報発信者:井上圭一(東京大学・物性研究所・機能物性研究グループ)


ISSPワークショップのお知らせ

速報発信者:井上 圭一(東京大学物性研究所)

ISSPワークショップ「レチナールタンパク質の光機能発現の物理と化学」の
お知らせ

この度ISSPワークショップ「レチナールタンパク質の光機能発現の物理と化
学」を開催いたします。
ワークショップへの参加は無料で、一般のポスター発表も募集します。
多数の皆様のご参加をお待ちしています。

ワークショップ名:ISSPワークショップ「レチナールタンパク質の光機能発
現の物理と化学」
オフィシャルホームページ
(http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/public/retinal2019/)
日時:2019年9月5日(木)~6日(金)
場所:〒277-8581 千葉県柏市柏の葉5丁目1-5 
東京大学物性研究所・大講義室
交通アクセス
http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/access.html


【開催趣旨】
レチナールタンパク質(ロドプシン)は微生物から動物まで、広範な生物種
に存在する光受容型の膜タンパク質である。そしてレチナールタンパク質が
光を吸収すると発色団のレチナールが異性化し、様々な種類のイオンの輸送
や酵素反応、ヘテロ三量体Gタンパク質活性化など多様な生理機能が発現され
る。この様な特質から、レチナールタンパク質は光で反応のトリガーをかけ
ることで、フェムト秒から秒オーダーにおよぶ幅広い時間領域わたって、そ
の機能発現に関わる反応素過程の観測が行われ、タンパク質の分子反応ダイ
ナミクスについて詳細な知見が得られてきた。またX線や電子顕微鏡を用い
た構造解析や、量子化学および分子動力学計算により、分子の三次元構造と
その構造変化メカニズムについて極めて精緻な理解が達成されている。一方
で近年の目覚ましいゲノム解析技術の進歩により、1万種類を超える新奇なロ
ドプシン遺伝子が続々と発見され、生物学的な重要性が高まると共に、生体
の光操作技術であるオプトジェネティクス分野における中心的な分子ツール
として高い注目を集めている。そこで本ワークショップにおいて、主に最前
線の物理学および化学的アプローチによる分子論的な研究を通じて意見交換
を行い、レチナールタンパク質についての現状と解決すべき問題や、今後の
展望について2日間にわたる討論を行う。

基調講演(敬称略)
七田 芳則(立命館大学)

招待講演(敬称略・50音順)
今元 泰(京都大学)、加藤 英明(東京大学)、川村 出(横浜国立大学)、
神取 秀樹(名古屋工業大学)、菊川 峰志(北海道大学)、
佐藤 恵太(岡山大学)、須藤 雄気(岡山大学)、成 鋮(京都大学)、
田原 進也(大阪大学)、塚本 寿夫(分子科学研究所)、
角田 聡(名古屋工業大学)、寺北 明久(大阪市立大学)、
南後 恵理子(京都大学)、藤澤 知績(佐賀大学)、
松山 オジョス 武(理化学研究所)、水谷 泰久(大阪大学)、
八尾 寛(東北大学)、山崎 洋一(奈良先端大学)


【問い合わせ先】
井上 圭一 (東京大学・物性研究所)
E-mail: inoue_at_issp.u-tokyo.ac.jp
(_at_を半角@に変更してお送りください)

【事前参加登録】
本ワークショップに参加ご希望の方は、以下の内容を電子メール
(inoue_at_issp.u-tokyo.ac.jp)に_at_を半角@に変更してお送りください。
その際、件名を「ワークショップ参加申込」としてください。

事前参加登録〆切り  2019年8月29日(木)(※本ワークショップへの参加
は無料です)

(1)氏名 (2)所属(3)連絡先(郵便番号,所在地,電話番号, 
e-mailアドレス)(4)懇親会参加の有・無

【懇親会】
懇親会はワークショップ初日(9月5日(木))の夜に、東京大学柏キャンパ
ス内カフェテリアにて開催を予定しています。
参加希望の方は懇親会費として一般:4,000円、学生:2,000円を当日ワークシ
ョップの会場でお支払いをお願いします。

【ポスター発表申込み】
ワークショップ二日目(9月6日(金))にポスター発表セッションを設けま
す。
こちらでのポスター発表を希望される方は、下記要領に従ってポスター発表
をお申込みください。
なおポスター発表を希望される場合は必ず事前参加登録も行ってください。

ポスター発表申込・要旨提出〆切り 2019年7月26日(金)

講演要旨(口頭・ポスター)提出方法
原稿はWord(docx)形式とPDF(pdf)形式に変換したもの2つをご用意ください。
作成の際にはワークショップホームページ
(http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/public/retinal2019/)よりテンプレート
をダウンロードの上お使いください。ファイル名は要旨ポスター(講演者氏名)
としてください。そして上記2つのファイルを添付して電子メール
(inoue_at_issp.u-tokyo.ac.jp)に_at_を半角@にしてご提出ください。その際、
件名を「ワークショップポスター発表申込」としてください。

ポスター発表用のボードサイズは縦:180cm、横:120cmになります。


*********************************************************************
分子科学会速報
発行:分子科学会
http://www.molsci.jp/index.html
速報投稿規程等は下記をご覧下さい。
http://www.molsci.jp/bulletin.html
*********************************************************************
Ocean Opticsの小型で低価格な分光器
デモ機貸出しも可能。お問い合わせは↓
オーシャンフォトニクス株式会社 http://www.oceanphotonics.com
*********************************************************************